[イベントレポート] ABEMAとFODが語るCTV市場のトレンドとCTV広告の可能性(Adjust)
モバイルマーケティング分析プラットフォームのadjust株式会社が、2022年6月23日にコネクテッドTV(CTV)広告...(続きを読む)
2021年6月3日、TikTok For BusinessとSocial Game Infoによる共催セミナーが開催。本セミナーはゲームのマーケターやプロデューサーを対象とし、TikTokを活用した最新のゲームマーケティング事例の紹介や、クリエイターによるベストプラクティス、日本先行の新ソリューションが発表されました。
目次
スマートフォンゲームのマーケターが抱える課題は、新規ユーザーの獲得だけでなく、いかにユーザーに長くゲームを楽しんでもらえるのか。こうした課題に対してTikTokがどう貢献できるのか、TikTok For Business Japan 駒﨑誠一郎氏より、TikTokの最新状況について紹介がありました。
駒﨑氏「TikTokは現在、グローバルでアプリダウンロード数が20億を突破、2021年に入りShopifyとの連携やライブ配信におけるギフティング機能(TikTok LIVE Gifting)が実装され、成長を続けています。
TikTokユーザーを対象に調査を行った結果、普段関心があるレジャー1位の「音楽鑑賞」に次いで「ゲーム」は2位でして、ゲームとの相性がとても良いと考えられます。また、TikTokのユーザーはコンテンツに対して非常にアクティブであり、自分の趣味や娯楽を深めるためにお金と時間をかけているというデータも出ていることからも、TikTokユーザーがゲームユーザーのマインドに近いと捉えられるのではないでしょうか。」
MOTTO佐藤基氏 (左) / TikTok For Business Japan 駒﨑誠一郎氏(右)
現在、ゲーム関連動画はTikTokの大人気カテゴリの1つであり、関連動画の合計視聴数は約73億回、合計投稿数は142万とその人気の高さが伺えました。
あわせて人気ゲームタイトルのランキングも公開されましたが、これに対し、モデレータの佐藤基氏(MOTTO)は、ユーザー数の多い人気タイトルや、売上が高いタイトル、大ヒットIP関連のタイトルが、ランキング上位に必ず入るわけではないと、ゲームマーケターの目線からTikTokの独自性を指摘しました。
その理由について駒﨑氏は、TikTokに多様なユーザーがいることが挙げられるとし、そうした中で再生回数が伸びやすいゲーム動画には共通する点も多いとコメントしました。
TikTokで再生回数が伸びやすいゲームタイトルの傾向
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駒﨑氏「TikTokがユーザーにとって次に好きなゲームが見つかる場所になっているのだと思います。ユーザーが知らないゲームだとしても、面白いと興味を持った動画に反応したことをきっかけに、タイトルを通じてユーザー同士が繋がり、さらにコミュニケーションが広がっていく。ユーザーの“興味”を軸に繋がるプラットフォームであるTikTokならではのポイントです。
一般のユーザーの動画に対するコメント欄が、ファン同士で熱く語り合うコミュニティと化している点からも、TikTokがコミュニティマーケティングのポテンシャルを秘めていると、感じて頂けるかと思います。」
なお、こうした背景を裏付けるように、現在TikTokでは「ゲーム実況動画」が大きく成長を遂げており、2020年11月から2021年3月の5ヶ月間で伸長率約147%を記録。TikTokのゲーム実況動画をきっかけにゲームを知りファンになる、新たなエコシステムが生まれている点に、ゲームマーケターは注目しておくべきでしょう。
【まとめ】TikTokの現在地
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Session2では、TikTokを活用する企業のベストプラクティスとゲームビジネスの各フェーズに最適化されたソリューションの説明、日本先行となる新ソリューション「TikTokゲーム事前登録」が発表されました。
(左上から)MOTTO佐藤基氏 / TikTok For Business Japan 坂井直人氏
TikTok For Business Japan Paul Chen氏 / TikTok For Business Japan 市原淳一氏
広告配信プラットフォーム「TikTok For Business」では、TikTok以外にもBuzzVideo(ショートムービープラットフォーム)やPangle(モバイル広告プラットフォーム)など、さまざまなプロダクトを展開。TikTok For Business では、そうした各プラットフォームでの大量のトラフィックやデータ、上質なコンテンツを集約し、最大限活用することで効率的なユーザーリーチを実現しています。
「TikTokゲーム事前登録」では、事前登録からリリース通知を受け取りダウンロードへ誘導するまでを全てTikTok内で完結することが可能になります。
TikTok事前登録のメリット
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新機能① エンゲージオブジェクティブ広告配信
ゲームに興味のあるユーザーに対して広告を配信し、ビジネスアカウントをフォローしてもらう。また、集めたフォロワーへリターゲティング配信やブランド広告の配信も可能。
新機能② リリース通知
ユーザーは、リリース時にTikTok内の通知をクリックして直接アプリをダウンロードすることが可能。
現在、ゲームのマーケティングにおいて事前登録を重要視する企業は増えており、事前登録したユーザーにいかにゲームをプレイしてもらうかが課題となっています。「TikTokゲーム事前登録」では、事前登録済みユーザーへ直接通知を送ることができるため高い転換率が期待できるほか、登録後もアフターフォローとして広告を配信できる強みがあると言えます。
「起動画面広告」は、リリース時にタイトルの知名度を一気に高めるために活用されているソリューションで、TikTok最大の露出ボリュームを獲得できるメニューです。
TikTokアプリ起動時に表示される全画面広告で、「ユーザーの視聴態度がTVCMにも近いことから同じような効果を期待できるのではないか」と佐藤氏(MOTTO)も注目を寄せていました。
▲ゲームカテゴリ全体で視聴数が増加傾向にあることが分かる
実際にTikTok For Businessを活用する企業の成果をゲームジャンル別に紹介し、効果的なクリエイティブに関する事例も公開されました。
クリエイティブ成果事例
TikTok For Business Japanの坂井氏は、最近のトレンドとして「ユーザーがどんどん力を持ち始めている」と紹介。インフルエンサーやクリエイターだけではなく、一般ユーザーによって制作されたクリエイティブで、大きな成果を出しているケースが徐々に増えてきているそうです。
続く第2部では、「荒野行動」の公認実況者として活躍し、TikTokで30万フォロワーを持つクリエイターMaroさんをゲストに、最新のSNS活用術について語られました。
「自分の主力である動画配信プラットフォームを、より多くの人に見てもらう為にTikTokを始めた結果、チャンネル登録者数が2倍近くの50万人にまで増えました。自分でもこの数字にはとても驚いています。
始めた当初は、単純に動画配信プラットフォームの切り抜き動画をTikTokに投稿していたのですが、フォロワー0人の状態でも動画が再生されているなと感じました。他プラットフォームの場合、初期は検索からの流入が少ないため動画の再生数が伸びにくいのに対し、TikTokは知名度がない人でも、動画が面白ければ誰でも平等にバズる可能性があると思います。
また、TikTokをきっかけに動画配信プラットフォームの動画を見て頂いている人たちは、新しいユーザーとして入ってきてくれるので、自分のコンテンツが急上昇やおすすめ動画に載りやすいという変化も実感していますね。
それぞれのプラットフォームを競合として捉えるのではなく、共存させることでより多くの人に自分のことを知ってもらい、フォロワーの獲得に成功しています。」
(左から)TikTok For Business Japan 駒﨑誠一郎氏 / TikTokクリエイター Maroさん / TikTok For Business Japan 大久保翔太氏
TikTok For Business JapanではTikTokのゲームカテゴリが急成長中するなか、ゲームのマーケティングに貢献する新たなソリューションの提供に力を注いでいます。今回、世界に先駆け日本先行でスタートする「事前登録」をはじめ、今後さらにゲームのマーケティングにおいて重要なプラットフォームとしての期待が高まっています。
商材に関する問い合わせはTikTok For Business Japanまで
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