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ネットショップ作成サービス「BASE」を運営するBASE株式会社が、ショップオーナーを対象としたオーナーズ調査を開始。第1弾として「オーナーズ自身のショップに対するブランド意識」に関する結果を公開している。
[以下プレスリリースより] この度、BASE株式会社(所在地:東京都港区、代表:鶴岡 裕太)は、当社が運営するネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」をご利用されているショップオーナーを対象としたオーナーズ調査を開始いたしました。その第1弾として、今回は「オーナーズ自身のショップに対するブランド意識」をテーマにアンケートを実施いたしましたので結果を発表いたします。
「BASE」では自身のショップを「ブランド」として運営されているオーナーズが8割を超えており、この結果から、D2C(Direct to Consumer)の浸透によって広がりを見せている"個人・法人を問わずブランドを立ち上げる時代の流れ”があることが顕著になりました。また、「BASE」が発信するメッセージ「We are Owners」でも発表しているように、経済的な価値以外に比重をおいている人々が圧倒的に多いことも本調査を通じて明らかになりましたのでご報告いたします。
■ オーナーズ調査とは
「BASE」は、2018年10月に「We are Owners」( https://thebase.in/weareowners )というメッセージを発表いたしました。これは、個人事業主や中小規模事業者といった既存の言葉でショップオーナーの働き方や生き方を定義することをやめて、自分の好きなことを選び、自身の価値観や好きという想いを仕事にする皆様を「オーナーズ」と表現しますというメッセージで、今の時代を反映する人々の生き方を言語化したものであり、またプロダクトを通じて「オーナーズ」をサポートするという意思でもあります。
本メッセージを発表後、「BASE」はオーナーズの活動や挑戦をサポートする取り組みをサービスの機能やプロジェクトを通じて展開すると同時に、こうした方々の情報を多方面に発信していくことで、その存在や活動を広める取り組みを強化しております。
その一環として、今回「BASE」をご利用されているオーナーズのネットショップ運営に対する考え方や取り組み方をご紹介するために、オーナーズを対象にした調査の実施を決定しました。第1弾をはじめ本調査がオーナーズの存在や生き方を知っていただく一助となり、また新たなオーナーズが生まれるきっかけになれば幸いです。
■ 調査第1弾「オーナーズ自身のショップに対するブランド意識」について
今回、オーナーズ調査第1弾として「オーナーズ自身のショップに対するブランド意識」をテーマにアンケートを実施いたしました。
本テーマを選んだ背景として、現在Eコマース(以下、EC)を語る上で欠かせない話題となっている、“法人・個人問わずブランドを立ち上げる時代の流れ”があります。実際にブランドを立ち上げる時代の流れは起きているのか、またそういった時代の渦中にいる人々の特徴について「BASE」のオーナーズを対象に調査いたしました。
■ オーナーズ調査第1弾「オーナーズ自身のショップに対するブランド意識」結果
– 調査概要
調査方法:インターネット調査
実施期間:2019年3月6日(水)〜12日(火)
対象: ネットショップ作成サービス「BASE」利用者
(性別:男女・その他含む / 年齢:20代〜70代)
回答数: 381ショップ
調査内容:12項目
– アンケート結果まとめ
<1. オーナーズの特徴>
1-1 ネットショップ「1名」で運営が5割以上、そのうち7割以上が自身で商品製作も行なう。
まずは、「BASE」をご利用されているオーナーズの特徴です。ショップの運営人数と、オーナーズ自身が商品製作に関わる度合いについてご紹介いたします。
ネットショップの運営人数は、「1名」という回答がアンケート結果全体の55.6%、「2名〜4名」は42.3%となっており、全体の9割以上が4名以下の少人数でネットショップを運営していることがわかりました。また、最も多い「1名」で運営していると回答したオーナーズのうち、およそ8割が、自身で企画・製作・販売を一貫して行なっていました。「自身で商品を製作している」と回答したショップオーナーの商品カテゴリは、アパレル、ファッション雑貨、家具、工芸、スイーツや農産物など多岐にわたりました。
Q1. ショップは何名で運営されていますか?
1名… 55.6%
2名〜4名… 42.3%
5名以上… 2.1%
Q2. 自身で商品の製作をされていますか?
※Q1にて「1名」で運営をしていると回答した人のみ
はい… 74.5%
いいえ… 25.5%
1-2 7割以上が実店舗を持たずにネットショップのみを運営。
また、ショップ運営に関してはネットショップのみ運営している割合が72.2%という結果となり、多くのショップが実店舗を持たず、ネットショップを中心に商品を販売していました。
Q3. 実店舗をお持ちですか?
ネットショップのみ… 72.2%
実店舗を持っている… 27.8%
1-3 個人で利用されているオーナーズが7割以上。
個人と法人の利用割合では、個人でネットショップを運営されているオーナーズが73.2%、法人が26.8%という結果になりました。この結果について「BASE」では、法人はもちろんのこと、初期費用や月額費用が不要でリスクなくネットショップ運営に挑戦できる環境が、個人や小さな規模のチームの利用しやすさに繋がっていると考えています。
Q4. ショップの運営体制を教えてください。
個人… 73.2%
法人… 26.8%
1-4 オリジナル商品を展開されているショップが7割以上。
「BASE」で販売されている商品のうち、オリジナル商品を展開されていると回答したショップは75.3%と、大多数のショップがショップ独自の商品を販売されていることがわかりました。
Q5. 販売されている商品はオリジナルとセレクトどちらでしょうか?
※オリジナル商品を1点以上展開されている場合、「オリジナル商品」に分類
オリジナル商品… 75.3%
セレクト商品… 24.7%
<2. オーナーズ自身のショップに対するブランド意識>
2-1 ブランド発信の手段としてネットショップを利用されているオーナーズが8割以上。
ブランドの情報発信の手段として「BASE」を利用されているオーナーズの割合が実際にどのくらいであるかを調査いたしました。
この結果、自身のネットショップを「ブランド」として運営されているという認識を持っているオーナーズが83.2%にものぼり、ブランドを立ち上げる時代の流れが起きていることを示す結果が出ました。
Q6. 自身のネットショップを「ブランド」として運営されている認識はありますか?
はい… 83.2%
いいえ… 16.8%
2-2 ブランド運営で最も重視していることは「コンセプト・世界観」が最多。
ブランドを運営する上で最も重視していることとしては、「コンセプト・世界観」が61.5%と最多で、次いで「商品の品質」、「メッセージの発信」の順に多いことが判明いたしました。売り上げを最も重視しているという回答はわずか4.1%で、経済的な価値以外に比重をおいている人々が圧倒的に多く、まさに自分の好きなことを選び、自身の価値観や好きという想いを仕事にされているオーナーズの存在を示す結果となりました。
「コンセプト・世界観」を最も重視しているという結果については、ネットショップを活用して自身のブランドのコンセプトを、デザインや写真で視覚的に表現し、世界観を統一して発信することによりブランドの唯一無二の価値を高めていると言えそうです。
また、2番目に回答が多かった「商品の品質」は25.9%で、購入前に直接商品に触れることのできないECの性質を受けて、品質を追求することで商品に対する安心感や安全性を維持し、ファンと信頼関係を築いているブランドが多い傾向にあるようです。
Q7. ブランド運営で最も重視していることはなんですか?
※Q6で「ブランド」として運営されている認識があると回答した人のみ
コンセプト・世界観… 61.5%
商品の品質… 25.9%
メッセージの発信… 6.3%
売り上げ… 4.1%
その他… 2.2%
2-3 ブランドを始めたきっかけは「自分が作ったものを発信したかった」が最多。始めた年齢は最年少が9歳以下・最年長は60代。
ブランドを始めたきっかけとしては「自分が作ったものを発信したかった」が60.6%と半数を上回り、次いで「ブランドを持つのが夢だった」14.8%という結果になりました。
また、ブランドを始めた年齢は最年少が9歳以下、最年長は60代と、チャレンジされる年齢は幅広いことがわかりました。最も多かったのは30代で、それまでの経験を踏まえて新たな挑戦をされる方が多い年代とも言えそうです。
Q8. ブランドを始めたきっかけで、最も当てはまるものをひとつ教えてください。
※Q6で「ブランド」として運営されている認識があると回答した人のみ
自分が作ったものを発信したかった… 60.6%
ブランドを持つのが夢だった… 14.8%
収入源が欲しかった… 8.2%
ビジネスとして… 6.6%
新しい仕事を探していた… 5.4%
その他… 4.4%
Q9. ブランドを始めた年齢を教えてください。
※Q6で「ブランド」として運営されている認識があると回答した人のみ
9歳以下… 0.3%
10代… 1.9%
20代… 28.4%
30代… 44.2%
40代… 18.9%
50代… 5.4%
60代… 0.9%
<3. ファン作り>
3-1 ファン作りはSNSを活用、最も利用されているサービスは「Instagram」。
本アンケートに回答したオーナーズのSNSの利用割合調査では95.8%が、SNSを活用していることがわかりました。多くのオーナーズが自らブランドの価値を創造し、そこに共感するファンとの接点として、自身の言葉で情報を発信できるSNSを選んでいるようです。
なお、最も利用しているSNSは「Instagram」で、次いで「Facebook」、「Twitter」の順に利用者数が多い結果となりました。その他には「YouTube」や「TikTok」といった動画コンテンツを活用し、各ブランドの世界観に沿ったツールを取り入れ、ファンとのコミュニケーションを取っているようです。
また、およそ2割のショップが、オンラインに限らずポップアップショップやファンイベントといったオフラインでのファン作りを積極的に行なっていました。
Q10. SNSを活用していますか?
はい… 95.8%
いいえ… 4.2%
Q11.積極的に活用しているSNSを教えてください。
※複数回答可
Instagram… 45.4%
Facebook… 23.2%
Twitter… 20.9%
LINE@… 8.0%
ブログ… 1.7%
その他… 0.8%
Q12. ファン作りで積極的に行なっていることを教えてください。
※複数回答可
SNS活用… 51.0%
キャンペーン・セール… 12.0%
プッシュ配信… 11.5%
ポップアップショップ・展示・イベント出店… 10.0%
メールマガジン配信… 6.1%
ファンイベント… 5.7%
その他… 3.7%
アンケート結果を通じて、「BASE」のオーナーズは全体的に「ブランドの情報を発信する手段」としてネットショップを活用し、SNSを利用してオーナーズ自身の言葉でブランドの「コンセプト・世界観」を伝え、ファン作りをされている傾向にあることがわかりました。
以上が、オーナーズ調査の第1弾「オーナーズ自身のショップに対するブランド意識」の結果です。
「BASE」は今後も、こうした時流の中で活躍するオーナーズがさらにブランドを運営しやすい環境を、サービスの機能拡充やプロジェクトを通じてサポートいたします。また、同時に最新のオーナーズ調査を定期的に実施することで、より多くの方にオーナーズの存在や活動を広め、新たな価値を創出する人々への理解を深める取り組みを継続してまいります。
以上
【D2Cの浸透によるブランドを立ち上げる時代の背景について】
近年、モール型ECサイトへの出店ではなくメーカーなどの製造者が消費者に対して商品を直接販売するビジネスモデルであるD2C(Direct to Consumer)が話題になっておりますが、このD2Cという手法が法人だけでなく個人にも広がり、個人・法人を問わずブランドを立ち上げる時代の流れが生まれたと言われています。
まずD2Cが話題となっている背景には、スマートフォンの普及と並行して増加しているSNS利用者、そしてEC導入の簡易化によるモノの売り方の変化があります。費用をかけずに視覚的な情報が伝達できるSNSが普及し、また「BASE」のように無料で簡単にネットショップが作成できるサービスが生まれたことによって、インターネット上にマーケティングと決済環境が確立されました。
このような流れから、法人だけでなく個人も独自の価値観の表現と経済活動を結びつけることが可能になり、D2Cという手法でブランドを立ち上げる人々の存在が目立つようになりました。
また、個人ブランドの存在は、ファッション・EC業界メディアでも注目を集めています。例えば、大手企業が運営する知名度の高いブランドと比較すると、まだ知名度は高くないけれども、一定のファンから支持を集めている個人や小さなチームが運営するブランドの価値に着目した特集が組まれるようになりました。実際に「BASE」でも2017年以降、“実店舗を持たないEC発のブランド”をテーマにしたメディアの特集等に「BASE」を活用されているブランドの情報提供を行う機会が増えています。
※参考:総務省「データ主導経済と社会変革」(平成29年版 情報通信白書)
【「We are Owners」とは 】
これまで「BASE」は、「BASE」をご利用されているショップオーナーを紹介する際に、個人事業主や中小規模事業者という言葉を用いてきましたが、そうした言葉にはあてはまらない生き方をされている多くのショップオーナーに出会い、その人たちの存在を、もっと適切な言葉で表現し、その活動をもっと多くの方に知っていただきたいと考えるようになりました。
そこで「BASE」は、2018年10月より個人事業主や中小規模事業者などの既存の言葉でショップオーナーの働き方や生き方を定義することをやめて、自分の好きなことを選び、経済的な成功のために自分の好きなことを犠牲にせず、自分の価値観を仕事や生き方で表現する人々を「オーナーズ」と呼んでいます。
https://thebase.in/weareowners
※上記特設サイトに記載されているショップ開設数は2018年10月当時の情報です。
現在のショップ開設数は70万ショップを突破しています。
【「BASE」について 】
「BASE」は、ものづくりをする個人・法人、地域活性を支援する自治体等の行政をはじめ、70万ショップにご利用いただいているネットショップ作成サービスと、そこで開設されたショップの商品が購入できるショッピングアプリを提供するEコマースプラットフォームです。
○ ネットショップ作成サービス「BASE」 https://thebase.in/
「お母さんも使える」がコンセプトのネットショップ作成サービスです。導入が簡単な決済機能、おしゃれなデザインテンプレート、トランザクション解析ツールなどネットショップの運営に必要な機能を備えており、費用やWeb技術、時間などのさまざまな理由でこれまでネットショップを始めることが困難だった方も、気軽に始めていただくことが可能です。簡易な操作性でネットショップの運用ができるので、商品を企画・生産・製造されている方が、ものづくりをしながら販売まで対応することができます。
○ ショッピングアプリ「BASE」 https://thebase.in/sp
ショッピングアプリ「BASE」は500万ユーザーが利用するスマートフォンアプリです。トレンド、ファッション、インテリア、エンタメ・ホビー、コスメ、家電・スマホ、スポーツ・レジャー、食品・飲料(野菜や果物等の農産物、肉・魚等の生鮮食品も含む)など幅広いジャンルの商品を購入することができます。ショッピングアプリ「BASE」の出店ショップは、自ら商品を企画・生産・製造されている方、またオリジナルブランド立ち上げの一環としてご利用されている方が8割を超えています。出店をご希望の方は、ネットショップ作成サービス「BASE」(https://thebase.in/)よりご登録いただけます。
【会社概要】
会社名: BASE株式会社 (英語表記 BASE, Inc.)
代表者: 代表取締役CEO 鶴岡 裕太
所在地: 〒106-6237 東京都港区六本木三丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー 37F
設 立: 平成24年(2012)年12月11日
資本金: 25億9,224万 (資本準備金を含む)
U R L : https://binc.jp/
事業内容: Eコマースプラットフォーム「BASE」の企画・開発・運営
関係会社: PAY株式会社 / BASE BANK株式会社
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