AppsFlyer、世界初・過去に遡った不正アプリインストールの検出・除去する新機能「ポストアトリビューションテクノロジー」をリリース

AppsFlyer、世界初・過去に遡った不正アプリインストールの検出・除去する新機能「ポストアトリビューションテクノロジー」をリリース

モバイルアトリビューションプラットフォームを提供するAppsFlyer Japanが今月、新機能「ポストアトリビューションテクノロジー」をリリース。本機能はリアルタイムの防御だけでは完全には防ぎきれない、 インストールハイジャックやボットといった多様化する不正業者の攻撃を事後的に封じることを可能とするもので、既存の不正防止ソリューション「Protect 360」の拡充機能として追加される。

 

[以下プレスリリースより]

モバイルアトリビューションとマーケティングアナリティクスのプラットフォームを提供するAppsFlyer Japan株式会社(本社:東京都中央区、 代表取締役社長:オーレン・カニエル、 カントリーマネジャー:大坪直哉、 以下AppsFlyer)は、 世界的に被害が増加し、 その攻撃の手法が巧妙化している不正広告に対して、 世界で初めて、 リアルタイムで検知できなかった過去の不正なアプリインストールを検出し除去することができる新機能「ポストアトリビューションテクノロジー」を、 2019年12月よりリリースいたします。 この機能は既存の不正防止ソリューション「Protect 360(プロテクトスリーシックスティー)」にさらなる機能拡充として追加され、 再び増加傾向にある不正広告のブロックと広告費の最適な運用を実現します。

■世界的に増加する「不正広告」−  2019年上半期だけで総額23億ドルが被害に

無効なインプレッションやクリックによって成約件数や効果を不正に水増しすることで、 広告主や広告代理店から広告費を奪い取る詐欺「不正広告(アドフラウド)」の被害が世界的に再び増加しています。 2019年に発表した「State of Mobile Fraud※1」では、 2019年上半期(1~6月)だけで、 実に23億ドルもの広告費が不正なアプリインストールに対して支払われたものであることがわかっています。
また、 アプリの普及や、 不正業者の攻撃手口が急速に進化・巧妙化していることを背景に、 特に「アプリインストール詐欺」の脅威が目覚ましく拡大しています。 さらに、 現在被害が増加しているアプリインストール詐欺のうち16%は、 リアルタイムで検知し、 防ぐことができず、 捕捉が困難であることがわかっています。

■新機能「ポストアトリビューションテクノロジー」により、 過去の不正広告を検出・除去することで広告費の最適な運用が可能に

当社は、 グローバルシェア72%を超える世界No.1のモバイルアトリビューションプラットフォームを提供しており、 年間2.1兆円以上の広告予算、 12兆以上のイベント数、 84億以上のデバイスを計測してきた実績をもとに、 近年その深刻化が叫ばれつつある「不正広告」問題の解決を実現すべく本サービスの開発に至りました。 既存の不正防止ソリューション「Protect 360」の拡充機能として、 これまでのリアルタイムな不正広告の防御に加え、 世界で初めて、 リアルタイムには検知できなかった不正広告を過去に遡って検出し除去することが可能となります。 広告主およびパートナーは、 事後に検知した不正を含め、 レポートをニーズに応じてカスタマイズし作成することができ、 ベンダー、 パブリッシャーおよびサブパブリッシャーに支払する前に全面的に分析を行い精査が可能となります。
本機能の搭載により、 リアルタイムの防御だけでは完全には防ぎきれない、 インストールハイジャックやボットといった多様化する不正業者の攻撃を事後的に封じることができ、 広告主や広告代理店が消化する膨大な広告費の最適化が可能となります。

AppsFlyer 共同創設者兼CTO レシェフ・マン
不正広告の世界はしばしば『猫とネズミの駆け引き』に例えられます。 2018年夏、 ボットによる大規模な攻撃のあと、 不正防止ソリューションは解決策を一旦見いだせたように見えました。 しかし2019年の春より不正の波が再び押し寄せ、 物理的なデバイスを多数用いたデバイスファームから、 デバイスエミュレーター、 その他巧妙な手口を活用したボットや計り知れないほど大規模な攻撃等、 アプリインストールの不正手法は複雑さや巧妙さを増しています。 不正業者の環境への適応スピードも急激に加速しており、 2018年には1~2ヵ月ごとだったものが今や2~3日で不正対策を回避する仕様をリリースするようになっています。 そのようなある意味進化し続ける不正に対して効果的な手を打つには、 常に注意を怠らず、 私たちもイノベーションを起こし続けなければなりません。 機械学習アルゴリズムを通じて、 莫大なデータセットを処理する能力も必要です。 AppsFlyerは、 比類なくスケールアップさせた機械学習アルゴリズムによって、 何百もの電子情報を同時に測定し、 不正業者の潜在的な抜け道を塞ぎます。 しかし、 不正業者がこの『リアルタイム防御』をすり抜ける場合も、 不可避的に生じてしまいます。 その場合は事後的な調整(不正広告料の支払い交渉・拒否)を可能にするためのソリューションが必要となりますが、 これがアプリインストールの不正と闘うための初めの一歩だと言えるのです。 AppsFlyerには、 悪意のある不正業者を阻止する重大な義務があると考えています。 今回新たに追加された機能「ポストアトリビューションテクノロジー」によって、 ムダな広告費を1日あたり数百万ドルも節約することができると予測しています。

AppsFlyer Japan カントリーマネジャー 大坪 直哉
不正広告は、 今日のマーケターが立ち向かわなければならないもっとも難度の高い課題の一つです。 不正業者の技術や手口が巧妙に進化する中、 AppsFlyerはアプリマーケターの大切なマーケティング予算が悪意ある者の手に渡らないよう、 日々製品開発に取り組んでおります。 今回新たにリリースされた「ポストアトリビューションテクノロジー」は、 世界初、 業界初であり、 リアルタイムには検知できなかった不正広告を過去に遡って検出できる非常に画期的なものになります。 これまで以上に日本のマーケターの皆様に高い付加価値を提供できるものであると自負しております。

※1  「State of Mobile Fraud」 (モバイル不正グローバル調査レポート)
2019年度版「State of Mobile Fraud」(モバイル不正グローバル調査レポート)は、 AppsFlyer社が独自に2019年上半期(1~6月)に実施した、 月間100件以上のインストール実績のある9,500種のアプリに関する、 25億件の「非オーガニックインストール」(広告誘導によるインストール)を分析した調査レポートです。

AppsFlyer Japan株式会社
AppsFlyerはモバイルアトリビューションおよびマーケティング分析のグローバルリーダーです。 データ主導型のマーケターは、 AppsFlyerの独立した測定モバイルソリューションと革新的なツールを信頼して、 モバイル事業の成長と保護に取り組んでいます。 AppsFlyerのプラットフォームは、 毎日数十億規模のモバイルデータを処理しており、 マーケターや開発者がマーケティング投資の利益を最大化できるよう努めています。 AppsFlyerの「ピープルベースドアトリビューション」、 NativeTrack™アトリビューション、 マーケティング分析データ、 OneLinkのディープリンク機能、 エンタープライズ向け不正防止ソリューション「Protect360 」は、 世界で最も成功を収めているモバイルアプリの成長をサポートしています。 Facebook、 Google、 Twitter、 Pinterest、 Snap Inc.、 Tencentおよび5,400社を超えるパートナー企業と連携し、 HBO、 Waze、 Alibaba、 Skyscanner、 Activisionおよび世界中の12,000社を超える大手ブランド企業を顧客に持つ AppsFlyerは、 15拠点のグローバルオフィスを展開し、 世界中のマーケターをサポートしています。 詳しくは、 https://www.appsflyer.com/jp をご覧ください。

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