ポノス「カジュアルゲーム×マーケティング」からみるハイパーカジュアルゲーム参入の先に見据えるもの
2019年10月、ポノス株式会社がハイパーカジュアルゲーム市場に参入したことを発表。ポノスと聞いて、『にゃんこ大戦争』を...(続きを読む)
オリジナル作品を無料で第1話から最新話まで全て読めるマンガアプリ『GANMA!』。テレビCMが放映されApp Store1位、Google Play 3位を獲得。勢いのある注目のサービスです。
今回は『GANMA!』取締役・上河原 圭二 氏にインタビューを実施。課金モデルのマンガアプリが増える中、無料で続ける理由、「オリジナル作品」に対するポリシー、注目の作品など、一読者として気になる様々なお話を伺いました。
目次
不動の1位は「リセット・ゲーム」です。毎回ドキドキハラハラさせられる展開が、多くの読者の心を掴んでいます!
変幻自在に形を変える密室で繰り広げられるソリッドシチュエーションスリラー。
ホラーマンガの「外れたみんなの頭のネジ」も人気ですね。コメントに「怖すぎて読みたくない」と本末転倒なコメントがあるくらい、結構怖い作品です(笑)
人間の狂気を描くサイコホラー。狂っているのは、街か、自分か。幽霊やモンスターとは違う、言いようのない不気味さを覚える作品。
女性には、「花はみじかし、恋せよオトメ。」や「バンギャループ」などが人気ですね。
ユーザーの男女比はほぼ5:5で、やや男性が多い状況です。恋愛ものや可愛いキャラクターが登場するマンガなど、女性向けコンテンツをもっと増やしていきたいと思っています。
高校デビューを果たし、モテモテの美少女となった宮坂一花。ある日、自由奔放な不良・黒澤アラタが現れ……。
王道の少女マンガ展開が、女子のハートを掴んだか?
バンド「Squall」のボーカル・霧の死を知ったバンギャ女子大生・芽衣子がタイムスリップした先は、なんとデビュー前のSquallが暮らす家だった!?
SF×恋愛×音楽。バンギャの夢が詰まったドラマティックなストーリー。
3月から始まった「創造のリンゴ」が注目作です。今までの新作の中で最も初速(最初の一週間での読者数)が高く、過去にない伸び率を見せています。
第1話での引きつけ力、これからどうなっていくだろうという掴みが良かったのではないでしょうか。
都会の真ん中に突如現れた巨大樹。そこになっているリンゴには不治の病すらも治す力があり、人類に大いなる福音を与えた。しかし、そのリンゴには別の一面があり……。
バトルものになりそうな予感がしますが、まだ物語は始まったばかり。要チェック!
当社は、「インターネット発で未来のスター作家を育成・輩出し、日本のコンテンツ産業の新たなエコシステムを創る」ことをビジョンに事業運営しており、『GANMA!』はその作家たちが成長するための舞台です。
「演者」である作家の作品を、舞台を運営する当社は裏方スタッフとして支え、観客である読者へお届けする。「演者(作家)」「舞台(GANMA!)」「観客(読者)」の三位一体で「マンガ作品」を盛り上げていくということが根底の想いです。
マンガはあくまで第一歩目です。今の『GANMA!』はマンガサービスと謳っていますが、いずれは『GANMA!』をひとつのブランドとして、アニメ、実写、グッズなど、様々なエンターテイメントコンテンツとして楽しめるサービスにしていく想定です。
あえてテーマを設けず、オールジャンルの作品を読めるのがウリです。
Webマンガは書籍のようにページ数の物理的な制限がないので、何作品でも掲載することができます。だから、とにかくたくさんのジャンル・作品を読んで欲しいです。
特に、10~20代がメインのユーザー層なので、若い人たちの心に残るコンテンツを作り続けたいと思っています。
▲ミステリー、恋愛、ホラー、スポーツ、ギャグ……掲載作品は100以上。作品数に制限がかからないのが、マンガ雑誌との違い。
端末の画面サイズに限界があるので、雑誌の大きなページのようにセリフやコマの量を多くすることができません。
スマホでの視認性を担保しつつ、ユーザーが感情移入しやすい表現を常に研究しています。
例えば4コママンガ。従来ならコマが正方形に近い形になっていますが、スマホだと見づらいんです。そこで最近は、全てコマを横長にしています。
そうすると絵の表現が変わってくるので、作家さんもスマホでの4コマの描き方を追求されています。
▲コマを横長にすることで、文字やイラストが大きく表現できるように。スマホの画面でも読みやすい。
また、マンガアプリは必ず1画面に画像1枚なので、毎回ページをめくる必要があります。
どんな展開がくるんだろうと思いながらピッとページをめくるスリリングさを、雑誌以上に楽しめるのもマンガアプリならではの見せ方ではないでしょうか。
もしかすると、サスペンス・ホラー系の人気が高い理由はここにあるのかもしれません。
▲ドキドキしながらページをめくる”体験”を楽しむ。雑誌のような見開きで描けないデメリットがメリットへ昇華されている。
自由にカラーを入れられるのもマンガアプリの特徴です。印象的なシーンだけフルカラーで表現することもできます。
▲「リセットゲーム」では、各所に”赤色”が効果的に使われている。マンガ雑誌ではあまり見られない演出方法。
前提として作家さんの意向を尊重し、表現したいものを大事にしています。その方が作家さんの思いや感情が、絵にあふれてくると思うので。
それを踏まえたうえで、編集担当がサポートをしていくという感じです。
インターネットサービスにおいて、ユーザーが無料で利用でき、マネタイズが広告モデルというのは多いため、マンガのサービスでも確立できると考えています。
実際アプリストアでのユーザー評価は、マンガジャンル以外も含めたアプリ全体の中でも非常に高くご評価いただいております。
最初は広告なしで事業をスタートして、徐々に広告を入れ始めてはいますが、出し方やボリュームはユーザーの反応を鑑みながら慎重に導入しています。
また、私たちは広告もひとつのコンテンツだと考えています。ユーザーが楽しめるコンテンツのひとつとして広告がある。
広告のクリエイティブ表現に関して、コンテンツ同様にユーザーに面白さを体感してもらうことを念頭に置いて、社内のクリエイターが制作しています。
時には広告と『GANMA!』の作品とがコラボすることもありますね。
読者が愛着を感じるキャラクターたちを起用して、作品の世界観やキャラクターの性格とをうまく差し込んで広告主様の商品をご紹介する。そうすることでスムーズかつネイティブにユーザーへ届けることができます。
作家さんには広告の収益の一定割合を還元しており、より一層やりがいを感じていただけているのではないでしょうか。
ユーザーさん、作家さん、運営、それぞれにとってベストな選択肢はどれかを考えながら運営しています。
まずは日本でNo.1のマンガアプリになります。
日本人口の10~20代へリーチできるエンターテイメントメディアとして成長させていき、世界に誇れる日本のマンガ文化に少しでも貢献していきたいと思います。
当社のミッションは「マンガ家の職業価値を向上させ、子供達の憧れの職業にする」ですので、「GANMA!を読んでマンガ家を志すようになった」という方を1人でも多く増やしたいと思います。
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