2019年上半期のJKトレンド・東西ランキング、下半期のトレンド予測を発表(TT総研)

2019年上半期のJKトレンド・東西ランキング、下半期のトレンド予測を発表(TT総研)

TT総研は今月4日、「現役女子高生の2019年上半期の流行および2019年下半期のトレンド予測」に関する調査結果を公開。東西ともにアイテム編1位は「タピオカ」、スポット編では「韓国カルチャー」を感じることができるスポットが東西ともに上位にランクインする結果となった。(詳細はリリースを参照)

 

[以下プレスリリースより]

若年層のトレンドやインサイトを分析するマーケティング研究機関「TT総研-TeensTrend総研-」(ティーティーソウケン)は、このたび、「現役女子高生の2019年上半期の流行および2019年下半期のトレンド予測」に関する意識・実態調査をおこないました。

 

2019年上半期、新元号「令和」の発表や、日米のプロ野球界で数々の金字塔を打ち立てたイチローの現役引退など、時代の移り変わりを感じさせるビッグニュースが日本を賑わせました。一方で通称「JK」と呼ばれる女子高校生の間では、常に独特のトレンドが目まぐるしいスピードで生まれています。そこで今回は、関東地方および近畿地方在住の246名の女子高校生(15~18歳)を対象に、2019年上半期のトレンドに関する調査を実施。2018年JKトレンド調査※の結果と比較しつつその実態を探った上で、2019年下半期のトレンド予測をおこないました。

※2018年JKトレンド・東西ランキング…https://tt-soken.jp/article/778

調査概要

  • 調査対象:15歳~18歳 事前調査で高校生と回答した関東地方および近畿地方在住の女性246 名
    (関東地方:125名、近畿地方:121名)
  • 調査期間:2019年6月14日(金)~6月16日(日)
  • 調査方法:「LINE Research Platform」を活用したスマートフォンリサーチ

 

◆2019年上半期JKトレンド東西ランキング~アイテム編~
はじめに、「2019年上半期に流行ったアイテム(ゲーム、エンタメ、食べ物、コスメなど)」について聞いてみると、東西ともに1位「タピオカ」、2位「チーズドッグ」、3位「#アオハル」という結果に。
1位の「タピオカ」は、前回の調査でも上位(東:1位、西:3位)にランクインしていましたが、この半年で近畿圏での支持が伸び、東西ともにトップとなりました。
3位の「#アオハル」は、位置やアングルが調整できる「動かせるカメラ」や、大人数でも撮影できる広い撮影スペースで人気となったプリントシール機。卒業・入学などのイベントや、平成最後の思い出を記録したプリクラは、Instagramなどに多く投稿されました。
また、多くのアイドルやタレントが着用したことで爆発的に広まった「うさみみ帽子」や、ハンディサイズで持ち歩きができ、顔汗によるメイク崩れ防止にもなる「ミニ扇風機」も多くの票を集めました。

◆2019年上半期JKトレンド東西ランキング~スポット編~
続いて「2019年上半期に流行ったスポット」を調査。その結果、前回の調査では東で1位、西で4位だった「タピオカ屋全般」が、東西ともに1位となりました。「流行ったアイテム」ランキングでも、西の「タピオカ」は前回から順位を上げていることから、この半年で近畿圏に本格的なタピオカブームがやってきていると言えそうです。
また、東の2位「新大久保」、西の3位は「韓国」と、「韓国カルチャー」を感じることができるスポットが東西ともに上位に。韓国ブームはまだまだ続きそうです。

◆2019年上半期JKトレンド東西ランキング~流行語編~
次に、「2019年上半期に流行った言葉」について複数回答で聞いたところ、「平成/平成最後の」が東西ともにトップに。さらに、改元関連のワードでは「令和/令和最初の」が東西ともに4位にランクインしており、日本を賑わせた改元に関するニュースが、JKたちの間でも大きな話題となっていたことがうかがえます。
また、2018年のトレンド調査では6位以下(東:10位、西:6位)だった「タピる」が、東で2位、西で3位までランクアップ。「タピオカドリンクを飲む」ことを指す動詞が流行してしまうほど、「タピオカ」はJK文化に浸透してきていると言えるでしょう。
東西で6位を獲得したのは、年始のお笑い番組をきっかけにブレイクしたお笑い芸人「夢屋まさる」の「パンケーキ食べたい」。「ジェンダーレス男子」のキャラクターで、メディア露出を増やし、多くのJKの支持を集めたようです。

◆2019年上半期JKトレンド東西ランキング~有名人編~
「2019年上半期に流行した有名人(アーティスト、俳優、インフルエンサーなど)」については、東西ともに1位「あいみょん」、2位「米津玄師」と、若い世代を中心にブレイクした日本のアーティストがランクイン。
一方で、「TWICE」(東:4位、西:3位)や、「BTS(防弾少年団)」(東:6位、西:5位)といった韓国のグループも、前回からはやや順位を落としたものの、根強い人気を誇っています。
若手俳優では、東の5位にランクインした「吉沢亮」が、西でも支持(6位)を集めたほか、5位以内には入らなかったものの、2018年の連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK総合)で人気を博した「中村倫也」(東:7位、西:7位)、2019年1月スタートのTVドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)でピンク髪の高校生役を演じた「横浜流星」(東:7位、西:9位) などの名前が挙げられました。

◆2019年下半期JKトレンドキーワードを予測&選出
最後に、「2019年下半期に流行しそうな有名人・アイテム」を予測してもらい、その中で特に注目すべきものをTT総研で選出しました。
まず「有名人」部門での注目は、2018年に日本デビューを果たした韓国の男性アイドルグループ「SEVENTEEN」と、同じく韓国から今年1月に日本デビューした女性アイドルグループ「CherryBullet」。これらのグループの特徴は、複数の国籍のメンバーからなる「多国籍アイドルグループ」であることです。どちらも、デビュー間もないうちにJKからの票を集めており、今後注目がより高まりそうです。また、2018年6月に「健太郎」から本名に改名した「伊藤健太郎」は、TVドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)で話題に。今秋公開予定の映画『惡の華』でも主演に抜擢されるなど、今年も活躍が期待されます。
「アイテム」部門では、100円ショップが販売するコスメ全般を指す「100均コスメ」に注目です。この上半期では、DAISO(ダイソー)から発売された新コスメライン「U R GLAM」が話題に。プチプラコスメとは思えない高級感とラインナップが発売前から話題となり、先行販売日には即日完売するなど、流行の兆しを見せています。100円ショップ各社も一層開発に力を入れることが予想される「100均コスメ」は、限られたお金の中でメイクを楽しみたいJKの救世主となるかもしれません。

 

TT総研とは…
TT総研は、10代のトレンド情報やインサイト分析を行うマーケティング研究機関です。気になるテーマやイベントについての調査や、リアルな声を拾い上げるための座談会を定期的に実施。長年女性マーケティングに携わり、インフルエンサーマーケティングやマイクロマーケティングといった次世代型のソリューションを提供するトレンダーズならではの観点で、分析レポートを発信していきます。
■WEBサイト:http://tt-soken.jp/

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